マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 663
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No.663 CONTENTS

features

016 オトナはマンガを求めてる。
018 オトナになっても、マンガ好き。
020 本宮ひろ志(『新サラリーマン金太郎』)×HIRO(EXILE)
022 高橋陽一(『キャプテン翼 海外激闘編 IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ』)×中村憲剛
026 森田まさのり(『べしゃり暮らし』)×千原ジュニア
028 あの人のアイデアが、マンガ作品になりました。
柴田ヨクサル(『ハチワンダイバー』)×スガ シカオ
おおひなたごう(『犬のジュース屋さんZ』)×しりあがり寿
石川優吾(『カッパの飼い方』)×岸部四郎
向浦宏和(『カジテツ王子』)×ケンドーコバヤシ
032 マンガはこうして創られる。
井上雄彦(『リアル』)
奥 浩哉(『GANTZ』)
047 週刊ヤングブルータス
スペシャルグラビア
「あなたと、禁断の島へ。」天野莉絵 撮影/藤代冥砂
描き下ろしマンガ
「Thank You」柴田ヨクサル
「あとはお願いします」しりあがり寿×おおひなたごう
「カッパの飼い方 特別篇 沙悟浄と昭和とかぁたんと。」石川優吾
074 オトナのマンガ事情2009
テーマ別マンガ・コンシェルジュ108作品/『バクマン。』大場つぐみインタビュー/明治大学マンガ図書館 with 香椎由宇/マンガ ランドスケープ with 大森克己・石川直樹・梅佳代/オトナなマンガびと 倉科遼・小島功/妄想お仕事マンガ with タナカカツキ/旬なマンガ家8人&青田買い10人…etc.
  特別付録
『ローゼンメイデン』ポスター
BRUTUS SPECIAL EDITION
 

regulars

007 Et tu, Brute? 「ザック・エフロン」ほか
039 Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報
102

人間関係 382

写真/篠山紀信『TOKYO R&B』ジェロ、ジョン・レジェンド

105 Begin Your Journey 015 東京タワー×HONDA INSIGHT
107 MIX & MASH
「松山ケンイチ」ほか
116 BRUT@STYLE 210 YJ日和。
120 グルマン温故知新  294 コンフル/ブラッスリー ソロ
122 みやげもん 068 三ツ山/次号予告
099 定期購読募集
101 BRUTUS BACK ISSUES
From Editors 1

こちらは柴田ヨクサル先生の生原稿。トレペに写植文字貼付けと、まさにハンドメイド感がビシビシ伝わる貴重な原稿。


オトナになってもマンガ好きなのは、
コドモの頃を忘れずにいたいから。

 とかく「不況」が合言葉になっている2009年。のっけからこんな話でなんですが、我が出版業界もラクじゃありません。ですがそんな辛い時代にこそ、鬱積したモロモロを打破するパワフルな出来事が起こるのも事実。今回、出版社の垣根を越えた奇跡のコラボを実現できたのも、もしかしたら不況サンのおかげかもしれません。私たち雑誌同士が仲良く肩組んで楽しくページを創らないと、足を引っ張り合うだけでは雑誌そのものが丸ごと皆様に飽きられちゃいますから。
 そんなわけで今回のマンガ特集には、ブルータス×ヤンジャンのスペシャルタッグでしか実現できなかった夢のコラボが多く詰まっています。EXILEのHIROさんもフロンターレの憲剛選手も、みなさん各分野でトップを取った大物なのにマンガ家センセイの前では大緊張。ただのオトコのコに逆戻りしてました。でも、それこそがマンガの魅力ですよね。かく言う私も、『キャプテン翼』の高橋陽一センセイにお願いした描き下ろし原稿(本誌p24-25参照)が手元に送られて来た時には、一度トイレに行って手を洗い手のアブラ分を極限まで飛ばし、マスクをして唾が飛ばないように準備した上で「おおおー!!」と唸りつつ拝見させていただきました…。
 あ、ひとつ皆様にお伝えしたいことが。今回の特集は、後半ページも見逃せません。「オトナのマンガ事情2009」と題し、今読むべきオトナマンガを大紹介です。1冊で2度おいしい、空前絶後のマンガ特集を、どうぞお楽しみください。

 

●田島 朗(本誌担当編集)

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From Editors 2
 
夕暮れ前、振り向く一瞬のカワイさを狙うグラビアの達人・藤代冥砂氏。横に立ちつつ思ってました。「か、かわいい…」。

グラビアとは、何なのか?
考え続けた、サイパン出張。

 グラビアには、夢がある。
 ほとんどの青年マンガ誌にグラビアが掲載されているのは、そこに夢があるからだ。編集部内の冷ややかな視線をかいくぐり、青い海、白い砂浜のサイパンに行った。
 撮影がスタートする。最初のカットは、お天気雨をイメージ。ホースを使って雨を降らせる。「ああ、なんだろう、この甘酸っぱい気持ち」。道端に咲く花の前での撮影では、木の枝からモデルさんを守る。「ああ、一生懸命だ、俺」。ビーチでは日傘をじっと持ち、執事のように付き添う。「ああ、こんなに頑張っている撮影、初めてかも」。カット数を重ねるうち、このまま終わらないで欲しいと思っている自分がいた……。
「ブルータスにグラビア?」と首を傾げる言葉もありました。でも、今、僕は声を大にして言いたいのです。マンガは森羅万象を飲み込んで、物語で「何か」を伝えてくれる。けれど、その「何か」に入りきらないものの象徴が、グラビアなのだ! と。はじめて手をつなぎ、はじめて旅行に行って、はじめての夜……。グラビアは、エロではないんです。青春を通り過ぎた少年、つまりオトナのオトコの求める「甘酸っぱさ」を満たすモノ。それが「グラビア」です!!!
 同じく後半に登場する、世界最長連載記録を持つ小島功先生は言いました。「オトナの漫画とは、読者がそこに参加できる作品のことを言うんだよ」と。グラビアもしかり。どうか心の中の少年に、サイパンで眩しく輝いた「甘酸っぱさ」を。そして、女性読者には、「男ってバカね」と、優しく微笑んでいただければ、こんなに嬉しいことはありません。

 

●村岡俊也(本誌担当ライター)

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From Editor in Chief

表紙を飾る人物+キャラクターの持つ潜在読者人数を、夜通し数えたところ、900万人になりました。そのうち2人に1人が買うとして…450万部。また眠れません(涙)。

表紙こそ、雑誌。表紙こそ、ブルータス。

 表紙は一番の考えどころです。例えれば、特集を誰に届けたいのか、の"宛先”みたいなもの。これを間違えてしまうと、誤配されて戻ってきたりしますからね。今回の表紙を分析してみましょうか。
 上からご覧ください。BRUTUSロゴと、その上に載るあおり文句は強く赤で。ここで「井上雄彦」さんの名前が出ます。これがつかみです。BRUTUSの「S」を隠すように、「ローゼンメイデン」ポスター付録の告知。タイトルは「オトナのマンガ」。どうですか、表紙の上から6センチで、見事に青年マンガファンの心をわしづかみ…できたらいいなぁ。
 本宮ひろ志先生描き下ろしの、エグHIROと矢島金太郎、がっちり握手のマンガ。これは大漁約束の地引き網みたいなものです。吹き出しには、本宮ひろ志×HIRO(EXILE)、高橋陽一×中村憲剛、柴田ヨクサル×スガ シカオなど7組14人の名前が並びます。これらが、個別に狙う1本釣り。どこに反応するかは読者それぞれのストーリーで変わります。
 表紙からすでに漂い始める、『オトナのマンガ』特集のただならぬ雰囲気。何かが始まっている、コントロールできない何かが動き出している…。
 想定読者は何十万人いるだろう。毎晩、指折り数えているので、眠れません。でもこの間、交通安全のお守りを何個も持っていると、決まって言われた「お守りがケンカするよ」って言葉を思い出して、また眠れなくなりました。

 

●西田善太(ブルータス編集長)

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【SPECIAL CONTENTS】
あの人のアイデアが、マンガ作品になりました。

各界で活躍するクリエイターと、ヤンジャン連載陣とのコラボで新しい作品が生まれる夢の企画が本誌にて実現。特別に描き下ろされた3作品を少しだけ(1ページ目だけですいません!)紹介します。下の作品をクリックするとコラボしたクリエイターと漫画家が見られます。続きが読めるのはBRUTUS本誌だけです!