マガジンワールド | カーサ ブルータス - CASA BRUTUS | 116
2009年 11月号 CONTENTS
Features
| 050 |
Traditional Japanese Architecture and Design
知らないと恥ずかしい!
日本建築、美術・デザインの基礎知識。
PART 3
戦国デザインとインテリア。 |
| 054 |
5分でわかる、戦国時代・相関図。 |
| 056 |
STEP_1
[城] 実はハリボテ!? とにかく見た目が命です。 |
| 066 |
訪問編1 佐野研二郎さん、島原城で大はしゃぎ。
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| 070 |
戦国建築・デザイン年表。 |
| 072 |
STEP_2
[変わり兜] 兎にドクロにハマグリ!? 武将のかぶりものは超個性的。 |
| 082 |
STEP_3
[陣羽織] 大胆なグラフィックが権力の象徴でした。 |
| 090 |
発表! 戦国武将・おしゃれグランプリ。 |
| 094 |
STEP_4
[やきもの] 桃山時代から花開いた「にっぽんのやきもの」。 |
| 103 |
行って楽しい! 日本全国・城下町ガイドʼ09
「カーサの猫村さん」ぶらり城下町スペシャル 萩、角館…へGo! |
| 119 |
綴じ込み付録「カーサの猫村さん」特製ポストカード |
| 124 |
訪問編2 中谷美紀さん、長谷川等伯の絵を見に東京国立博物館へ。 |
| 128 |
アートは生活の中にありました。屏風と掛軸の百花繚乱。 |
| 130 |
STEP_5
[屏風] 空間を瞬時に変えるモバイル家具の楽しみ方。 |
| 138 |
STEP_6
[掛軸] アートを飾る、部屋を飾る、賢い方法です。 |
| 148 |
自分らしい屏風と掛軸の楽しみ方って? |
| 162 |
Tokyo Design Event Preview 2009
今年の目玉をどこよりもわかりやすくご紹介。
秋のデザインイベント・プレビュー!
● 青山、六本木、新宿が3大スポットに。 |
Regulars
| 017 |
新連載 蒼井優の春夏秋冬、かき氷
第3回 だるまや餅菓子店 天然氷 特選宇治金時 |
| 019 |
Window on the World
パリ:秋の『メゾン&オブジェ』、結果報告!
ロンドン:トーマス・ヘザウィック作の不思議なキオスク。 |
| 027 |
News! on Your Fridge
デザイン、ファッション、家具、食、建築etc.の最新ニュース。 |
| 032 |
祐真朋樹 Miracle Closet
第73回 「Dolce & Gabbana」× 北区立中央図書館 |
| 037 |
Nigolden Age
NIGO®コレクション
Collection 13 マーク・ニューソンのテーブルウェア |
| 039 |
犬養裕美子 新レストラン爆食レポート
第28回 渋谷 ビオディナミコ |
| 041 |
長山智美 デザイン狩人
第28回 オータムセレクション2009 |
| 042 |
Driven by Design
最新デザインに乗って建築巡礼
第46回 シトロエンC4ピカソに乗って、びっくりお寺建築、西光寺へ! |
| 044 |
千宗屋 茶味空間。
ニッポンを極める!
第24回 「根津美術館」 |
| 153 |
A Wall Newspaper
●ジャイルス・ピーターソンに10の質問。
●ルイジ・コラーニ公認のマニアックフィギュアができるまで。 |
| 159 |
ほしよりこ カーサの猫村さん
第42回 編集部で小さなお客さんを見つけました。
猫村さんは今月も頑張ってます。 |
| 170 |
In & Out Doors
ベルリン:トーマス・デマンド ナショナルギャラリー展
静岡:杉本博司-光の自然 |
| 172 |
ニッポンの老舗デザイン
第13回 特別編「三溪園」 |
| 178 |
杉本博司の「空間感」
~スターアーキテクト攻防記
第6回 吉田五十八作〈数寄屋〉 |
| 182 |
Next Issue
さて、12月号の特集は…? |
| 183 |
来栖けい お取り寄せが止まらない。
第28回 「ソーセージ」の巻 |
| 184 |
Life @ Pet
第98回 パリのアーティストたちも魅了する、絵画ギャラリーのフォックステリア。 |
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知らないと恥ずかしい!
日本建築 美術・デザインの基礎知識3
戦国デザインとインテリア。
・城の見どころは、ずばり「見た目」。
・陣羽織の見どころは「デザインの大胆さ」。
・屏風はアートというより「インテリアアイテム」です。
1467年の応仁の乱より始まった、戦国時代。狂乱の世から生まれた、強く逞しく豪華絢爛な「戦国デザイン」の楽しみ方は、実はそう難しくありません。そう、いたってシンプル。「見たまんま」で受けた衝撃を手がかりに、鑑賞していいんです。
武将たちのセンスを知りたいなら、まず「変わり兜」をオススメします。ツバメ、ドクロ、ウサギ、サバの尾っぽ(魚の)などモチーフ使いが衝撃的です。それが漆黒に包まれ、信じられないが、クール! 武将たちのミックスセンスって、どれだけレベルが高いんでしょう?
そんなこんなを足がかりに、戦国デザインの世界へどっぷり浸ってください。うっとりするような「やきもの」の美しさや、「屏風」と「掛け軸」の本当の楽しみ方など、いままで知らなかった戦国時代の魅力に、必ずや驚くことでしょう。
女優・中谷美紀さんと『松林図屏風』など長谷川等伯の屏風を訪問したり、アートディレクターの佐野研二郎さんとは島原城へデザインツアー。猫村さんも行く「城下町ガイド'09」など、まだまだパワフルに戦国♡な企画が続きます。
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これがその、ちょんまげつきの「黒漆塗燕尾形兜(くろうるしぬり えんびなり かぶと」(靖国神社遊就館蔵)。ほかに、「イカツく」見せるためなんでしょうか、眉間にしわが寄っているものもあるんですよ。
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『ちょんまげ兜』
戦国時代、武将達はドクロにウサギ、サザエにハマグリなど、なんとも奇妙なモチーフがついた「変わり兜」をかぶって戦ったという。初めてその写真を見た時、冗談かと思った。奇抜すぎて、真面目に戦った男達のイメージと全然合わない。でも専門家が、このモチーフこそ大真面目なのだと教えてくれた。それぞれのモチーフは、彼らが望む武将としてのあり方なのだそうだ。それでもふざけているとしか思えない。とくに、ちょんまげがついた兜を肉眼で見た時にその気持ちが強くなった。なぜ冠り物にちょんまげ? 間抜けだ。わからないので、兜をじっと睨んでみたら閃いた。たとえばサザエの兜なら、それをかぶった時にサザエ怪獣に見えるようにちょんまげがついているのだ。彼らも本当は死ぬのが恐かったから、強いモチーフと一体化しようとしたのだろう。そして、物としての強さは、人とは違うというプライドと勝利への熱意の現れなのだと感じた。今は至るところでデザインを見かけるけれど、心踊る力強いデザインに巡り会う機会はそう多くない。でも変わり兜はとにかくおもしろい。デザインってそういうものなんじゃないかと気づかされました。みなさんも、戦国デザインの世界へぜひ。きっと楽しいですよ。
特集担当編集 佐野香織
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